育児と介護の
ダブルケア
ダブルケアとは、育児と介護が同時に行われていることを指す言葉です。
家族や親族など親密な関係における複数のケア関係を指す広義の定義もあります。
つまり、育児と介護に限らず、介護と孫支援、育児と配偶者や自分自身のケアなど、
複数のケアを同時にする必要があることを指します。
「ダブルケア」という言葉は、横浜国立大学の相馬直子教授と英国・ブリストル大学の山下順子上級講師が共同研究を進める中で生まれた造語です。
事業内容
ダブルケア
山梨県のダブルケア情報や
全国の情報を発信していきます。
すてっぷ・あっぷるについて
山梨県甲州市を拠点に子育て支援活動を行っているNPO法人です。
「子育て・親育ち」をキーワードに、子育て中の親子や将来 親になる人たち、地域で子育てに関わっている人たちが、みんないっしょに自信をもって楽しく子育てできるような環境づくりを応援していきます。
相談支援
すてっぷ・あっぷるが運営している「地域子育て支援センターあっぷっぷ」では、障がいを持つお子さんのいる家庭、多胎児家庭、ひとり親家庭、経済困窮家庭、ダブルケア家庭、その他特別な配慮を要するご家庭への相談・支援体制の強化を行っています。
「山梨県における子育て支援から見たダブルケア調査報告書 」2022
及び「ダブルケアサポートブック」は
こちらのすてっぷ・あっぷるの「困りごと相談」のページから
ダウンロードできます。↓
ダブルケアは何が問題なのか
ダブルケアとは、子育てと親や親族の介護が同時期に発生する状態のことをいいます。
女性の晩婚化により出産年齢が高齢化し、兄弟数や親戚ネットワークも希薄化し続けている現代。そのような家族構造の変化のなかで、子育てと親の介護を同時にする世帯
――ダブルケア負担の世帯――の増加が予測されています。
ダブルケアの背景には、晩婚化や晩産化、平均寿命の延伸などがあります。これまでは子育てがひと段落したら介護が訪れるという状況が一般的でしたが、晩婚・晩産化によって育児期間が後ろ倒しされる分、介護のタイミングと重なる人が増えています。
ダブルケアの主な問題点としては、次のようなものがあります。
・育児と介護を行う負担(特に女性、独りにかかる負担の重さ)
・孤立しやすいこと
・離職
・精神的に疲弊しやすいこと
・費用や時間がかかること
ダブルケアに備えるには、直面する前にできる限りの準備をしておくことが大切です。
ダブルケアに関する情報収集には、次のような方法があります。
・自治体で行っている対策
・ダブルケア当事者が育児や介護の体験談や悩みを共有できる「ダブルケアカフェ」
・ダブルケアに関するポータルサイト
チームについて
ダブルケア当事者、経験者が、助けになる情報を共有したり発信したりしていくためにつながることを目的としています。仲間を募集しています。
ピックアップ
これまで培ってきた私たちの経験や実績をもとに活動し、山梨県内外から問い合わせいただき、調査研究への協力および調査研究を行っています。
法人の理念
・すてっぷ・あっぷる基本理念
「子育て・親育ち」
・ダブルケア部門
育児と介護が重なるダブルケア問題についての取り組みを行っています。全国の支援団体と繋がり、役に立つ情報発信をしています。